登録販売者試験 第3章 細かい部分を問う過去問 強心薬&高コレステロール改善薬

※ 当サイトではアフィリエイト広告を利用しています
第3章

この記事では登録販売者試験で出題される、細かい部分の知識を問う問題を独自にまとめたものです。

勉強していて理解度は深まってきたものの、いまいち点数が伸びていない、なんてことはないでしょうか?

点数を伸ばすには、細かい部分の理解が必要となります。今回は強心薬&高コレステロール改善薬について、細かい部分を問う問題を5つ抜粋しました。

ぜひマスターして、自信をつけてください。

動画の方が理解しやすい方は、動画をご覧ください。

①ゴオウは、強心作用のほか、呼吸中枢を刺激して呼吸機能を高めたり、意識をはっきりさせる等の作用があるとされる。

こちらはです。

問題文はジャコウの記述です。
ゴオウは、強心作用のほか、末梢血管の拡張による血圧降下、興奮を静める等の作用があるとされる。

強心薬で出題される生薬はそれぞれの薬効が微妙に異なるので注意が必要です。特にゴオウ、ジャコウロクジョウはかなり似ています。さらにジャコウとロクジョウは生薬の基原も似ています。

ジャコウは、シカ科のジャコウジカの雄の麝香腺分泌物を基原とする生薬で、強心作用のほか、呼吸中枢を刺激して呼吸機能を高めたり、意識をはっきりさせる等の作用があるとされる。

ゴオウは、ウシ科のウシの胆嚢中に生じた結石を基原とする生薬で、強心作用のほか、末梢血管の拡張による血圧降下、興奮を静める等の作用があるとされる。

ロクジョウは、シカ科の Cervus nippon Temminck、 Cervus elaphus Linné、 Cervus canadensis Erxleben又はその他同属動物の雄鹿の角化していない幼角を基原とする生薬で、強心作用の他、強壮、血行促進等の作用があるとされる。

②一般用医薬品に含有されるセンソは、1日用量が5mgを超えるよう用法・用量が定められている。

こちらはです。

正しくは

一般用医薬品に含有されるセンソは、1日用量が5mg以下となるよう用法・用量が定められている

です。

5mgという部分は覚えるやすいですが、ひっかけてくるのは5mg以下の「以下」という部分です。

「以上」「超える」「未満」という言葉でひっかけ問題を作ってくるので、

一般用医薬品に含有されるセンソは、1日用量が5mg以下となるよう用法・用量が定められている」をそのまま覚えてください。

また、1日用量中センソ5mgを超えて含有する医薬品は劇薬に指定されている。という出題のされ方もするので、どちらも押さえておいてください。

③パンテチンは、高密度リポタンパク質(HDL)等の異化排泄を促進し、リポタンパクリパーゼ活性を高めて、低密度リポタンパク質(LDL)産生を高める作用があるとされる。

こちらはです。

正しくは

低密度リポタンパク質(LDL)等の異化排泄を促進し、リポタンパクリパーゼ活性を高めて、高密度リポタンパク質(HDL)産生を高める作用があるとされる

です。

HDLが善玉コレステロールでLDLが悪玉コレステロールです。例題だと善玉を減らして、悪玉を増やすことになるので、もはや毒ですね(汗)

パンテチンの作用を覚えるとともに、HDLLDLについても理解しましょう。

低密度リポタンパク質(LDL)
→コレステロールを肝臓から末梢組織へと運ぶリポタンパク質。末梢組織という言葉はややこしいので、血管と覚えるとイメージしやすいです。血管にコレステロールを運ぶので、LDLが増えすぎれば、血管が詰まる危険があります。

高密度リポタンパク質(HDL)
→末梢組織のコレステロールを取り込んで肝臓へと運ぶリポタンパク質。

2種類のリポタンパク質によって、肝臓と末梢組織の間をコレステロールが行き来しているが、血液中のLDLが多く、HDLが少ないと、コレステロールの運搬が末梢組織側に偏ってその蓄積を招き、心臓病や肥満、動脈硬化症等の生活習慣病につながる危険性が高くなる。

※リポタンパク質とは:コレステロールは水に溶けにくい物質であるため、血液中では血漿タンパク質と結合したリポタンパク質となって存在する。

④脂質異常症とは、
低密度リポタンパク質(LDL)が140mg/dL以上、
高密度リポタンパク質(HDL)が40mg/dL未満、
中性脂肪が150mg/dL以上のすべてを満たす状態をいう。

こちらはです。

正しくは

すべてではなく、いずれかである状態を脂質異常症という

です。

脂質異常症の基準を問う問題です。

基準を問う問題で、いくつか条件がある場合は、その条件を
・すべて満た
すと当てはまるのか
・1つでも満たせば当てはまるのか
を必ずセットで覚える必要があります。

⑤リボフラビンは、酵素により活性化され、コレステロールの生合成抑制と排泄・異化促進作用、中性脂肪抑制作用、過酸化脂質分解作用を示すと言われている。

こちらはです。

リボフラビンはビタミンB2のことで、三大栄養素のうち脂質の代謝に関係するため、高コレステロール改善薬として使われることがあります。

例題では、「酵素により活性化され」とありますが、リボフラビンは酵素により、以下のように活性化され、フラビン酵素の補酵素として働きます。(補酵素というのは文字通り、酵素の働きを補助するものです)

リボフラビン
フラビンモノヌクレオチド(FMN)
フラビンアデニンジヌクレオチド(FAD)

ビタミンB2は滋養強壮保健薬や眼科用薬でも出題されるので、どの範囲でも対応できるように準備する必要があります。

滋養強壮保健薬
ビタミンB2は、脂質の代謝に関与し、皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要な栄養素である。ビタミンB2主薬製剤は、リボフラビン酪酸エステル、フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム、リボフラビンリン酸エステルナトリウム等が主薬として配合された製剤で、口角炎 (唇の両端の腫れ・ひび割れ、口唇炎(唇の腫れ・ひび割れ、口内炎、舌の炎症、湿疹、皮膚炎、かぶれ、ただれ、にきび・吹き出物、肌あれ、赤ら顔に伴う顔のほてり、目の充血、目の痒みの症状の緩和、また、肉体疲労時、妊娠・授乳期、病中病後の体力低下時におけるビタミンB2の補給に用いられる。ビタミンB2の摂取により、尿が黄色くなることがある。

眼科用薬
リボフラビンの活性体であるフラビンアデニンジヌクレオチドは、角膜の酸素消費能を増加させ組織呼吸を亢進し、ビタミンB2欠乏が関与する角膜炎に対して改善効果を期待して用いる。

以上が、「細かい部分を問う問題 強心薬&高コレステロール改善薬」の解説でした。細かい部分を1つずつ覚えていくことで、点数アップや自信につながります。ぜひ勉強にお役立てください。

https://www.mhlw.go.jp/content/000956952.pdf

試験問題作成に関する手引き(令和5年4月)(厚生労働省)

コメント

タイトルとURLをコピーしました