登録販売者試験 第2章 細かい部分を問う過去問 消化器系ー口腔

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第2章

この記事では登録販売者試験で出題される、細かい部分の知識を問う問題を独自にまとめたものです。

勉強していて理解度は深まってきたものの、いまいち点数が伸びていない、なんてことはないでしょうか?

点数を伸ばすには、細かい部分の理解が必要となります。今回は消化器系

消化器系の概要
口腔

について、細かい部分を問う問題を5つ抜粋しました。

ぜひマスターして、自信をつけてください。

①消化管は、胃から肛門まで続く管で、平均的な成人で全長約9mある。

こちらはです。

正しくは

消化管は、口腔から肛門まで続く管

です。

消化管の範囲を問う問題です。消化管は口腔から始まるのでひっかからないように注意が必要です。

○ 消化管:口腔、咽頭、食道、胃、小腸、大腸、肛門
○ 消化腺:唾液腺、肝臓、胆嚢、膵臓など

次の②と③は関連する問題なので、まとめて解説します。

②消化には、消化液に含まれる消化酵素の作用によって飲食物を分解する機械的消化がある。

こちらはです。

正しくは

消化液に含まれる消化酵素の作用によって飲食物を分解する化学的消化がある

です。

③化学的消化とは、口腔における咀嚼によって飲食物を分解することをいう。

こちらはです。

口腔における咀嚼→機械的消化に関する記述です。

②と③は化学的消化機械的消化の違いを問う問題を抜粋しました。

覚えるポイントを以下にまとめて、ご確認ください。

化学的消化:消化液に含まれる消化酵素の作用によって飲食物を分解する。

機械的消化:口腔における咀嚼や、消化管の運動などによって消化管の内容物を細かくして消化液と混和し、化学的消化を容易にする。

覚えるときのイメージ
消化酵素による分解は化学反応の一種なので、化学的です。
咀嚼は物理的にバラバラにするので、化学的消化とは異なります。

④唾液によって口腔内はpHがほぼ中性に保たれ、アルカリによる歯の齲蝕を防いでいる。

こちらはです。

正しくは

唾液によって口腔内はpHがほぼ中性に保たれ、酸による歯の齲蝕を防いでいる

です。

酸性とアルカリ性は登録販売者試験でよく逆にしてひっかけてくるポイントです。試験では必ず逆になっていないかを確認しましょう。

⑤歯冠のエナメル質の下には、石灰質と呼ばれる硬い骨状の組織があり、神経や血管が通る歯髄を取り囲んでいる。

こちらはです。

正しくは

石灰質ではなく、象牙質である

です。

歯に関する部分は、細かい部分をひっかけてくるので、しっかりと理解する必要があります。

・歯は、歯周組織(歯肉、歯根膜、歯槽骨、セメント質)によって上下の顎の骨に固定されている。
・歯槽骨の中に埋没している歯の部分を歯根、歯頚(歯肉線のあたり)を境に口腔に露出する部分を歯冠という。
歯冠の表面はエナメル質で覆われ、体で最も硬い部分となっている。
・エナメル質の下には象牙質と呼ばれる硬い骨状の組織があり、神経や血管が通る歯髄を取り囲んでいる。歯の齲蝕が象牙質に達すると、神経が刺激されて、歯がしみたり痛みを感じるようになる 。

左上の歯のイラストを参考に覚えてください。

以上が、「細かい部分を問う問題 消化器系の口腔」の解説でした。細かい部分を1つずつ覚えていくことで、点数アップや自信につながります。ぜひ勉強にお役立てください。

https://www.mhlw.go.jp/content/000956952.pdf

試験問題作成に関する手引き(令和5年4月)(厚生労働省)

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