この記事では、登録販売者試験の第3章で出題される問題のうち数字でひっかけてくる部分を集めました。第3章は数字が関係する問題が多いので今回は1つ目です。
数字部分は試験の直前に覚えると、頭に残りやすいので、試験が近づいてきたら確認するのがおすすめです。
この記事で扱う範囲は以下の通りです。穴埋めしながら読み進んでいくと理解できるような構成にしています。ぜひ勉強にお役立てください。
・かぜ薬
・解熱鎮痛薬
・眠気を促す薬
・眠気を防ぐ薬
・鎮暈薬(乗物酔い防止薬)
・小児の疳を適応症とする生薬製剤・漢方処方製剤
かぜ薬・解熱鎮痛薬
・かぜの約( )割はウイルス(ライノウイルス,コロナウイルス,アデノウイルスなど)の感染が原因であるが、それ以外に細菌の感染や、まれに冷気や乾燥、アレルギーのような非感染性の要因による場合もある。
・サリチルアミド、エテンザミドについては、( )歳未満の小児で水痘(水疱瘡又はインフルエンザにかかっているときは使用を避ける必要がある。
・アスピリン(アスピリンアルミニウムを含む ) 、サザピリン及びサリチル酸ナトリウムは、( )歳未満の小児に対しては、いかなる場合も一般用医薬品として使用してはならない。
・アスピリン(アスピリンアルミニウムを含む)には血液を凝固しにくくさせる作用もあるため、胎児や出産時の母体への影響を考慮して、出産予定日( )週間以内の使用を避ける。
・発熱している患者で、激しい腹痛や下痢などの消化器症状、息苦しいなどの呼吸器症状、排尿時の不快感等の泌尿器症状、又は発疹や痒みなどの皮膚症状等を伴っている場合や、発熱が( )以上続いているような場合は、単なるかぜが原因ではなく、かぜ以外の感染症やその他の重大な病気が原因となっている可能性がある。
なお、通常、体温が( )℃以下であればひきつけや著しい体力消耗等のおそれはなく、平熱になるまで解熱鎮痛薬を用いる必要はない。
・頭痛については、頭痛が頻繁に出現して( )時間以上続く場合や、一般用医薬品を使用しても痛みを抑えられない場合は、自己治療で対処できる範囲を超えていると判断される。
・かぜの約8割はウイルス(ライノウイルス,コロナウイルス,アデノウイルスなど)の感染が原因であるが、それ以外に細菌の感染や、まれに冷気や乾燥、アレルギーのような非感染性の要因による場合もある。
・サリチルアミド、エテンザミドについては、15歳未満の小児で水痘(水疱瘡又はインフルエンザにかかっているときは使用を避ける必要がある。
・アスピリン(アスピリンアルミニウムを含む ) 、サザピリン及びサリチル酸ナトリウムは、15歳未満の小児に対しては、いかなる場合も一般用医薬品として使用してはならない。
・アスピリン(アスピリンアルミニウムを含む)には血液を凝固しにくくさせる作用もあるため、胎児や出産時の母体への影響を考慮して、出産予定日12週間以内の使用を避ける。
・発熱している患者で、激しい腹痛や下痢などの消化器症状、息苦しいなどの呼吸器症状、排尿時の不快感等の泌尿器症状、又は発疹や痒みなどの皮膚症状等を伴っている場合や、発熱が1週間以上続いているような場合は、単なるかぜが原因ではなく、かぜ以外の感染症やその他の重大な病気が原因となっている可能性がある。
なお、通常、体温が38℃以下であればひきつけや著しい体力消耗等のおそれはなく、平熱になるまで解熱鎮痛薬を用いる必要はない。
・頭痛については、頭痛が頻繁に出現して24時間以上続く場合や、一般用医薬品を使用しても痛みを抑えられない場合は、自己治療で対処できる範囲を超えていると判断される。
眠気を促す薬
・小児及び若年者では、抗ヒスタミン成分により眠気とは反対の神経過敏や中枢興奮などが現れることがある。特に( )歳未満の小児ではそうした副作用が起きやすいため、抗ヒスタミン成分を含有する睡眠改善薬の使用は避ける。
・小児及び若年者では、抗ヒスタミン成分により眠気とは反対の神経過敏や中枢興奮などが現れることがある。特に15歳未満の小児ではそうした副作用が起きやすいため、抗ヒスタミン成分を含有する睡眠改善薬の使用は避ける。
眠気を防ぐ薬
・眠気防止薬におけるカフェインの
1回摂取量はカフェインとして( )mg
1日摂取量はカフェインとして( )mgが上限とされている。
・カフェインの血中濃度が最高血中濃度の半分に低減するのに要する時間は、通常の成人が約( )時間であるのに対して、乳児では約( )時間と非常に長い。
・特に成長期の小児の発育には睡眠が重要であることから、小児用の眠気防止薬はない。眠気防止薬が小・中学生の試験勉強に効果があると誤解されて誤用事故を起こした事例も知られており、( )歳未満の小児に使用されることがないよう注意が必要である。
・眠気防止薬におけるカフェインの
1回摂取量はカフェインとして200mg
1日摂取量はカフェインとして500mgが上限とされている。
・カフェインの血中濃度が最高血中濃度の半分に低減するのに要する時間は、通常の成人が約3.5時間であるのに対して、乳児では約80時間と非常に長い。
・特に成長期の小児の発育には睡眠が重要であることから、小児用の眠気防止薬はない。眠気防止薬が小・中学生の試験勉強に効果があると誤解されて誤用事故を起こした事例も知られており、15歳未満の小児に使用されることがないよう注意が必要である。
鎮暈薬(乗物酔い防止薬)
・プロメタジン塩酸塩等のプロメタジンを含む成分については、外国において、乳児突然死症候群や乳児睡眠時無呼吸発作のような致命的な呼吸抑制を生じたとの報告があるため、( )歳未満の小児では使用を避ける必要がある。
・アミノ安息香酸エチルが配合されている場合には、( )歳未満への使用は避ける必要がある。
・( )歳未満では、乗物酔いが起こることはほとんどないとされている。乗物酔い防止薬に( )歳未満の乳幼児向けの製品はなく、そうした乳幼児が乗物で移動中に機嫌が悪くなるような場合には、気圧変化による耳の痛みなどの他の要因が考慮されるべきであり、乗物酔い防止薬を安易に使用することのないよう注意される必要がある。
・プロメタジン塩酸塩等のプロメタジンを含む成分については、外国において、乳児突然死症候群や乳児睡眠時無呼吸発作のような致命的な呼吸抑制を生じたとの報告があるため、15歳未満の小児では使用を避ける必要がある。
・アミノ安息香酸エチルが配合されている場合には、6歳未満への使用は避ける必要がある。
・3歳未満では、乗物酔いが起こることはほとんどないとされている。乗物酔い防止薬に3歳未満の乳幼児向けの製品はなく、そうした乳幼児が乗物で移動中に機嫌が悪くなるような場合には、気圧変化による耳の痛みなどの他の要因が考慮されるべきであり、乗物酔い防止薬を安易に使用することのないよう注意される必要がある。
小児の疳を適応症とする生薬製剤・漢方処方製剤
・漢方処方製剤は、用法用量において適用年齢の下限が設けられていない場合にあっても、生後( )未満の乳児には使用しないこととなっている。
・漢方処方製剤は、用法用量において適用年齢の下限が設けられていない場合にあっても、生後3ヶ月未満の乳児には使用しないこととなっている。
以上が登録販売者試験第3章の数字のひっかけ問題攻略のポイント1でした。他の章の数字まとめも今後作成していきますので、ぜひ勉強にお役立てください。
試験問題作成に関する手引き(令和5年4月)(厚生労働省)
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