登録販売者とは?薬剤師との違いを解説

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基礎知識

こんにちは、薬剤師じゅんです。本記事では、登録販売者について詳しく解説します。

  • 登録販売者が働く場所
  • 登録販売者の主な業務
  • 薬剤師との違い

登録販売者が働く場所

登録販売者は主に以下の場所で働くことが多いです。

  1. 小売店舗
    ・ドラッグストア
    ・薬局
    ・スーパー
    ・コンビニ
  2. インターネットショップ
    ・ECサイトやオンラインショップのカスタマーサポート

この中で最も多いのがドラックストアです。
登録販売者は一般用医薬品のうち、第2類医薬品と第3類医薬品(医薬品の区分については別で解説)を販売することが可能です。そのため、ドラッグストアで医薬品に関する接客をするというのが、主な業務です。

登録販売者の主な業務

ここではドラックストアにおける主な業務を解説します。以下の1~5の業務を行います。

  1. 商品の販売
    ・商品の陳列やディスプレイの配置
    ・商品の説明や特徴の説明
    ・顧客のニーズに合った商品の提案
  2. 在庫管理
    ・商品の入荷や検品
    ・在庫数の確認と管理
    ・在庫不足時の発注手続き
  3. 顧客対応
    ・商品に関する問い合わせへの対応
    ・顧客からのクレームや問題解決への対応
    ・顧客満足度の向上のためのサービス提供
  4. レジ業務
    ・商品の会計処理とレジ操作
    ・金銭の受け渡しとお釣りの計算
    ・レジ締め作業と日報の作成
  5. 店舗の清掃と整備
    ・店内の清潔さの維持
    ・商品陳列スペースやディスプレイの整備
    ・看板やPOPの設置と更新

医薬品の接客はもちろんのこと、店舗全体の運営を担います。
ドラックストアの店長やエリアマネージャーとして昇進することもあります。

薬剤師との違い

薬剤師との大きな違いは、販売できる医薬品の区分が異なることです。

薬剤師は
・要指導医薬品
・第1類医薬品
・第2類医薬品
・第3類医薬品

の販売が可能(処方せんの薬を除く)なのに対して、

登録販売者は
・第2類医薬品
・第3類医薬品

の販売が可能です。

このように書くと、あまり活躍の場がなさそうと思ってしまうかもしれません。しかし、ドラックストアで販売されている医薬品の約90%は第2類医薬品と第3類医薬品です。

つまり、登録販売者の資格を持っていると、ドラッグストアに陳列してある医薬品のほとんどを販売することができます。

実際にドラックストアに行ってみると、白衣を着ている人のほとんどが登録販売者の方です。

薬剤師になるためには、薬学部のある大学を卒業し、国家試験に合格しなければならないため、最低でも6年以上の時間がかかります。一方で登録販売者試験に受験資格はありませんので、誰でも試験を受けることができます。

登録販売者の資格を取って、実際に働かなくても、一般用医薬品の知識を身につけられる資格として注目されています。

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