登録販売者試験 第2章 細かい部分を問う過去問 消化器系ー肝臓・大腸・肛門

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第2章

この記事では登録販売者試験で出題される、細かい部分の知識を問う問題を独自にまとめたものです。

勉強していて理解度は深まってきたものの、いまいち点数が伸びていない、なんてことはないでしょうか?

点数を伸ばすには、細かい部分の理解が必要となります。今回は消化器系

肝臓(問①から③)
大腸(問④と⑤)
肛門(問⑥と⑦)

について、細かい部分を問う問題を7つ抜粋しました。

ぜひマスターして、自信をつけてください。

①~③は肝臓に関する問題です。

①肝臓は、横隔膜の直上に位置し、胆汁を産生する。

こちらはです。

正しくは

肝臓は、横隔膜の直下に位置する

です。

臓器の位置関係を問う問題です。

臓器の位置関係は試験でたびたび出題されます。イラストを位置を覚えると忘れにくいので、イラストをご活用ください。

②小腸で吸収されたブドウ糖は、血液によって肝臓に運ばれてタンパク質として蓄えられる。

こちらはです。

正しくは

小腸で吸収されたブドウ糖は、血液によって肝臓に運ばれてグリコーゲンとして蓄えられる

です。

この問題は栄養分の代謝・貯蔵の部分からの出題です。

ブドウ糖がいくつもくっついたものがグリコーゲンです。
タンパク質はアミノ酸がいくつもくっついたものです。

グリコーゲンという言葉は第3章や第5章でも出題されるため、しっかりと押さえておきましょう。

ポイントをまとめましたので、ご確認ください。

栄養分の代謝・貯蔵
・小腸で吸収されたブドウ糖は、血液によって肝臓に運ばれてグリコーゲンとして蓄えられる。
・グリコーゲンは、ブドウ糖が重合してできた高分子多糖で、血糖値が下がったときなど、必要に応じてブドウ糖に分解されて血液中に放出される。
・皮下組織等に蓄えられた脂質も、一度肝臓に運ばれてからエネルギー源として利用可能な形に代謝される。
・肝臓は、脂溶性ビタミンであるビタミンA、D等のほか、ビタミンB6やB12等の水溶性ビタミンの貯蔵臓器でもある。

③アルコールは、胃や小腸で吸収され、肝臓へと運ばれて一度アセトアルデヒドに代謝されたのち、さらに代謝されて酢酸となるが、二日酔いの症状は、この酢酸の毒性によるものと考えられている。

こちらはです。

正しくは

二日酔いの症状は、アセトアルデヒドの毒性によるものと考えられている

です。

生体に有害な物質の無毒化・代謝の部分からの出題です。

酢酸は調味料等にも使われる「お酢」です。そのため酢酸が二日酔いの原因というのはおかしいですね。日常生活で関係するものに置き換えて考えるのも有効です。

ポイントをまとめましたので、ご確認ください。

生体に有害な物質の無毒化・代謝
・無毒化
①消化管等から吸収された
②体内で生成した
滞留すると生体に有害な物質を、肝細胞内の酵素系の働きで代謝して無毒化し、又は体外に排出されやすい形にする。

医薬品として摂取された物質の多くも、肝臓において代謝される。

・アルコールの場合、胃や小腸で吸収されるが、肝臓へと運ばれて一度アセトアルデヒドに代謝されたのち、さらに代謝されて酢酸となる。

・アミノ酸が分解された場合等に生成するアンモニアも、体内に滞留すると有害な物質であり、肝臓において尿素へと代謝される。

ヘモグロビンが分解して生じたビリルビンも肝臓で代謝されるが、肝機能障害や胆管閉塞などを起こすとビリルビンが循環血液中に滞留して、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる症状)を生じる。

④と⑤は大腸に関する問題です。

④糞便は、通常、直腸に滞留している。

こちらはです。

正しくは

糞便は、通常、下行結腸、S状結腸に滞留している

です。

直腸は、大腸の終末の部分で、肛門へと続いています。通常、糞便は下行結腸、S状結腸に滞留し、直腸は空になっています。S状結腸に溜まった糞便が直腸へ送られてくると、その刺激に反応して便意が起こります。

大腸はいくつかに分かれます。位置とそれぞれの名称を押さえておくと理解しやすいです。

⑤通常、糞便の成分の大半は食物の残滓で、そのほか、はがれ落ちた腸壁上皮細胞の残骸(15~20%)や腸内細菌の死骸(10~15%)が含まれ、水分は約5%に過ぎない。

こちらはです。

正しくは

通常、糞便の成分の大半は水分で、そのほか、はがれ落ちた腸壁上皮細胞の残骸(15~20%)や腸内細菌の死骸(10~15%)が含まれ、食物の残滓は約5%に過ぎない

です。

ここでは数字を入れ替えて出題されることもあるので、数字も併せて覚えてください。

問題で扱った部分以外で押さえるポイントをまとめましたので、ご確認ください。

大腸の内壁粘膜には絨毛がない点で小腸と区別される。
・腸の内容物は、大腸に入ってきたときはかゆ状であるが、大腸の運動によって腸管内を通過するに従って水分とナトリウム、カリウム、リン酸等の電解質の吸収が行われ、固形状の糞便が形成される。
大腸では消化はほとんど行われない。
・大腸内には腸内細菌が多く存在し、腸管内の食物繊維(難消化性多糖類)を発酵分解する。
・大腸の粘膜上皮細胞は、腸内細菌が食物繊維を分解して生じる栄養分を、その活動に利用しており、大腸が正常に働くには、腸内細菌の存在が重要である。また、大腸の腸内細菌は、血液凝固や骨へのカルシウム定着に必要なビタミンK等の物質も産生している。
・腸内細菌による発酵で、糞便の臭気の元となる物質やメタン、二酸化炭素等のガスが生成される。

⑥と⑦は肛門に関する問題です。

⑥肛門周囲は肛門括約筋で囲まれており、排便を意識的に調節することができない。

こちらはです。

正しくは

肛門周囲は肛門括約筋で囲まれており、排便を意識的に調節することができる

です。

この部分は覚えてしまうのが手っ取り早いです。

もし詳しく知りたい方は以下を参考にしてください。(登録者試験の範囲外の知識です)
肛門括約筋は2つに分かれます。外肛門括約筋と内肛門括約筋です。外肛門括約筋は骨格筋に分類されます。骨格筋は自分の意志で動かせる随意筋ですね。そのため、排便を意識的に調節することができます。

⑦肛門には動脈が細かい網目状に通っていて、肛門周囲の組織がうっ血すると痔の原因になる。

こちらはです。

正しくは

肛門には静脈が細かい網目状に通っていて、肛門周囲の組織がうっ血すると痔の原因となる

です。

動脈」と「静脈」というかなり細かい部分をひっかけてくるので注意が必要です。

以上が、「細かい部分を問う問題 消化器系ー肝臓・大腸・肛門」の解説でした。細かい部分を1つずつ覚えていくことで、点数アップや自信につながります。ぜひ勉強にお役立てください。

https://www.mhlw.go.jp/content/000956952.pdf

試験問題作成に関する手引き(令和5年4月)(厚生労働省)

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