登録販売者試験の合格率は?受験者数や合格基準について解説

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基礎知識

こんにちは、薬剤師じゅんです。本記事では、登録販売者試験の合格率について詳しく解説します。登録販売者試験の合格率はどのくらいなのか、合格基準や受験者数の傾向などについてご紹介します。

登録販売者試験の合格率は、年度や地域によって異なる

合格率が最も低いところでは、秋田県の32.7%、最も高いところでは、山口県の68.8%となっています。
ブロックごとに試験問題が異なるのと、県ごとにかなり合格率に違いがあるのが特徴です。もう少し細かいことを言うと、ブロックごとに選択肢の数が違うこともあります。例えば、首都圏ブロック(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)では選択肢が5つの中から1つ選ぶところ、他のブロックでは4つの選択肢から1つ選ぶ問題が出題されることがあります。(すべての問題というわけではありません)

そのため、覚えていない部分が出題されて、勘で答える場合の正解する確率が異なるということです。

ここがブロックごとに異なるのはとても不思議だな~と思います。

合格基準

登録販売者試験の合格点・合格ラインは都道府県で差異はなく、全体120問(試験時間4時間)に対する正答率が70%以上つまり84点以上です。

また、足切りがあるので注意しないといけません。

試験範囲は5つに分かれています、各範囲の出題数に正答率が35~40%以上が必要です。
足きりの割合は都道府県によって異なります。

5つの範囲

【1】医薬品に共通する特性と基本的な知識(医薬品の基本的な知識や薬害の歴史など)
【2】人体の働きと医薬品(人体の構造や薬が効く仕組み、副作用など)
【3】主な医薬品とその作用(各部位に作用する薬の種類など)
【4】薬事関連法規・制度(医薬品の取り扱いや販売業の許可など)
【5】医薬品の適正使用・安全対策(医薬品の安全対策や健康被害の対応・安全対策など)

特に3,4,5を苦手とする人が多いです。

合格するために必要なこと

合格点を取るために、勉強する習慣が必要になります。

試験の範囲はとても広く、1日や2日で覚えられるような範囲ではありません。

上にも書いたように、足切りがあるので、苦手な範囲をつくってはいけません。例年の受験者の傾向を見ると、
3.主な医薬品とその作用
4.薬事関連法規・制度
5.医薬品の適正使用・安全対策

の範囲を苦手とする人が多いです。

3.主な医薬品とその作用は薬がどのようなメカニズムで作用が出るのかを、1つ1つ覚えていきます。
この範囲は大学の薬学部で勉強するレベルの内容を覚える必要があります。覚えるべき薬の成分の種類もとても多いです。

4.薬事関連法規・制度は法律に関わる部分です。法律の勉強をしたことがない人にとっては、慣れない範囲です。学習に時間をかければ点数が伸びてきますので、コツコツ勉強する必要があります。

5.医薬品の適正使用・安全対策は総合問題のような問題が出題されます。全部ではないですが、他の範囲をまたいだ内容が出題されることがあり、しっかりと対策をする必要があります。

適切な学習計画や予備知識の整理、模擬試験の活用などが合格への道を開くポイントです。

以上が登録販売者試験の合格率についての解説でした。合格率は受験者の努力や学習方法によって変化するため、しっかりと準備をして挑戦しましょう。合格への道は険しいかもしれませんが、諦めずに頑張れば必ず目標を達成できるはずです。

https://www.mhlw.go.jp/content/000956952.pdf

試験問題作成に関する手引き(令和5年4月)(厚生労働省)

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